第4戦中国GPの決勝は、小雨の中で始まった。大半のマシンは、ソフト側のタイヤを装着して、グリッドに着く。
シグナルブラックアウトと同時に、3番グリッドのアロンソが、ジャンプスタートか?と思わせる動きで、一気にトップに立つ。一方PPのヴェッテルは、スタートにもたつき、3位へ後退。その後、5、6コーナーでクラッシュ発生。スピンしたリウィッツイーのマシンが、ブエミのマシンに乗り上げ、ブエミのマシンは左後方の可夢偉のマシンに接触。結局3台がグラベルにストップし、今日最初のセイフティカーがコースイン。可夢偉のレースは、1周もせずに終わった。
雨がやや多くなったのか、これをきっかけに続々とピットインするマシン。インターミディエイトへとタイヤを交換。そんな中、4位ロズベルグ、5位バトンさらにルノーのクビサとペトロフは、ドライタイヤのまま走行を続ける。一方アロンソには、ジャンプスタートの判定が下り、ピットスルーペナルティが科された。4周目、レースが再開された直後に、シューマッハがまたしてもピットイン。タイヤをインターミディエイトからソフトタイヤへと交換。彼に続くように、翌周にはハミルトンとヴェッテルが同時にピットロードに向かう。この二人、ピット入り口、さらには出口でもあわや接触!のニアミス。この件は、レース後半で、審議対象となっていることが明らかにされた。
20周目、タイムが上がらないトップのロズベルグが、11コーナーでミス。コースオフを喫したロズベルグを、背後に迫ってきたバトンがパス。この後、トップ2台、さらに3位クビサも今日最初のピットイン。21周目、トロロッソのアルグエルスアリのマシンが、ピットロードでウィング脱落。ここで今日2回目のセイフティカー出動。26周目、レース再開。バトン、ロズベルグ、クビサ、ハミルトン、ペトロフのトップ5で、レース続行。ルノーが意外な活躍。
ハミルトンのペースが速く、29周目にはクビサをオーバーテイクして、ついに3位浮上。さらには2位のロズベルグにも迫る勢い。36周目には、この2台が、抜きつ抜かれつの争いを展開するが、38周目、ハミルトンがピットイン。翌周、バトンとロズベルグも2回目のピットイン。ロズベルグは、ピットインでややタイムロスをし、コースに戻った時には、ハミルトンに2位の座を奪われてしまっていた。
レース後半もハミルトンのペースは速く、今やバトンにも迫る勢いで、44周目には、両者の差は2.6秒にまで縮まった。しかし、ハミルトンの追い上げもここまで。酷使されたタイヤはもうスリックのようにツルツル。その後方では、クビサをパスして4位に上がったアロンソが、さらにはロズベルグをも捉えようと迫る。残り2周、ルノーのペトロフが、タイヤがきついウェバーをオーバーテイクして7位に順位を上げた。ルーキー、ペトロフ、今日は頑張る。
いよいよラストラップ。バトンが今季2勝目を上げて、歓声を上げる。以下、ハミルトン、ロズベルグ、アロンソ、クビサ、ヴェッテル、ペトロフ、ウェバー、マッサと続き、シューマッハはまたしても1ポイント拾いの10位フィニッシュ。雨が波乱をもたらした中国GPだった。





