小雨の中でスタートしたオーストラリアGP。レッドブル2台が初のフロントローを独占し、前回バーレーンのウィナー、アロンソが3番手グリッド。以下バトン、マッサ、ロズベルグ、シューマッハー、バリチェロ、クビサ、スーティルまでがトップ10のグリッドでレース開始。予選を失敗したハミルトンは、11番グリッドからのスタート。ロータスのトゥルーリのマシンは、ガレージでカウルを外したまま。果たしてスタートできるのか?
オープニングラップで、アロンソとシューマッハが接触。アロンソは大きく順位を落とし、シューマッハはウィングを破損して緊急ピットイン。さらに後方では、16番手スタートの可夢偉のマシンのフロントウィングが脱落して、ウォールに接触。そのままコースに戻った可夢偉のマシンが、ウィリアムズのヒュルケンベルグのマシンをヒットして、2台はコースアウト。ここでセーフティカーがコースイン。
5周目、レース再開。ヴェッテル、マッサ、ウェバー、クビサ、ロズベルグ、バトンといった順位。ルノーのクビサのジャンプアップが際立つ。7周目、6位走行のバトンが、ピットイン。タイヤをソフトに交換。これを見て、他のドライバーも続々とピットイン。タイヤを履き替え、コースに戻る。9周目には、バトンがファステストラップを記録。
タイヤ交換作戦に成功したバトンは2位に浮上。しかしトップ、ヴェッテルは大きくマージンを持って快走。前回バーレーンでは、マシントラブルで勝利を逃したヴェッテル、今日こそは優勝か?だが、勝利の女神は非情だった。27周目、グラベルにマシンを止めるヴェッテル!ブレーキトラブルで、またしてもリタイア。
これでトップに立ったバトンは、最終ラップまで安定した走りで、今季初優勝。一方バトンから大きく離された2位クビサ以下のバトルは、後半激しさを増した。特に4位をめぐるアロンソ、ハミルトンそしてウェバー3台の争いは熾烈。ピットイン1回で、タイヤがきついアロンソに、ハミルトンが迫る。その2台を、母国GPで何とか表彰台に上がりたいウェバーが虎視眈々と狙う。
残り1周。13コーナーで、ハミルトンがまずアロンソのパスを試みる。ブレーキングが間に合わなかったウェバーが、ハミルトンと接触。2台はコースオフ。ハミルトンは再びコースに戻るが、ウェバーの方は、フロントウィングを破損し、緊急ピットイン。最後の最後で、大きく順位を落としてしまう。これで、ロズベルグが5位に繰り上がり、ハミルトンは6位に後退。
クビサは結局フェラーリのマッサを抑えきって2位フィニッシュ。今日の敢闘賞間違いなし。4位にアロンサ、5位には漁父の利(?)のロズベルグが入り、ハミルトンは6位となった。一方ウェバーは、リウィッツィー、バリチェロに続いて9位。辛うじてポイントは獲得。最後の1ポイントを拾ったのは、シューマッハ。
14台が完走と、初戦に続き、ある意味サバイバルレースとなったオーストラリアGPだが、雨でなかったらどうなっていたか…。