Bibliotheca

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  井筒俊彦の著作は、類まれな言語能力を駆使してギリシア哲学を始め、イスラム哲学、インド哲学さらには老荘思想から仏教まで世界の叡智を深く読み解き、常に人間の本質について示唆を与えてくれる。
 この本は、井筒の初期代表作『神秘哲 ...

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 ギリシヤ神話、北欧神話、インド神話など世界各地にはそれぞれの民族の神話がある。では日本の神話はどうだろう?そう考えた時にまず想起するのが『古事記』・『日本書紀』。しかし、“記紀” は皇室の祖先神を中心とした政 ...

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  行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず
     よどみに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし
       世の中にある人と栖と、またかくの如し

  これは『枕草 ...

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アイルランド生まれの日本文学研究家であるピーター・J・マクミラン(Peter MacMillan)が、『万葉集』の中から100首を選び英訳。さらに現代語訳とともに歌人や歴史、文法等の解説も付されている。
例えば柿本人麻呂の   ...

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古代研究家・折口信夫が著した小説『身毒丸』と『死者の書』および自作に寄せた折口自身の解説『山越しの阿弥陀像の画因』を所収。

『身毒丸』(大正6年発表)
 9歳で田楽師の父親と別れた身毒丸(しんとくまる)は、住吉の神 ...