五山送り火「鳥居形」で護摩木奉納

京あれこれ,宗教・信仰関連

 今年 (2025年) も、もう五山送り火の時期。時の流れは速いと思いつつ、8月14日に嵯峨鳥居本町の「鳥居形護摩木受付場所」 に出かけた。

鳥居形護摩木受付

 「お盆」に入ってから再び酷暑となり、14日も朝から蒸し暑い。昨年は嵯峨野ではもう法師蝉が鳴いていたが、今年はまだまだクマゼミやアブラゼミが喧しい。護摩木の受付は午前10時からなので、10時少し過ぎに八体地蔵前の「鳥居形」の護摩木受付テントに到着。護摩木に自筆で文字を書くのは、なかなか難しい。やっと書きあげて奉納し、久しぶりの嵯峨野を少しばかり散歩。

 

八体地蔵尊

八体地蔵さんはきれいにされて、ホオズキやユリなどのこの時期らしい造花の供花が飾られている。… 今年の異常な暑さでは、生花はすぐに萎れてしまうでしょうから。

 

 鳥居形のある 「曼荼羅山」 は、すっかり草が刈られており、火床もよく見える。瀬戸川にかかる「まんだら橋」付近では、地域の方達が草刈りの真最中。こうしたご苦労があって、あのきれいな「送り火」を見ることができるんだなって感謝しつつ、最後は清凉寺に参拝。

 8月16日の夜、「曼荼羅山」で「走る送り火」が明々と輝きますように!!

曼荼羅山

【鳥居形 護摩木志納受付】
 (場所) 右京区嵯峨鳥居本小坂町 府道50号線 八体地蔵付近
 (日時) 8月13日(水)~15日(金)10:00~16:00頃
       16日(土)9:00~15:00頃
  *京都五山送り火連合会 「令和7年五山送り火の実施に伴う護摩木志納の受付について」 より抜粋