五山送り火「鳥居形」で護摩木奉納
今年 (2025年) も、もう五山送り火の時期。時の流れは速いと思いつつ、8月14日に嵯峨鳥居本町の「鳥居形護摩木受付場所」 に出かけた。
「お盆」に入ってから再び酷暑となり、14日も朝から蒸し暑い。昨年は嵯峨野ではも ...
雨の「精霊迎え」’25 : 千本釈迦堂
8月8日、今年もお釈迦様の御縁日に 「千本釈迦堂 (大報恩寺)」 へ「精霊迎え」供養に出かけた。
暑い日中は避けて夕刻の参拝だったので、境内の人影も少ない。参道の灯籠にはすでに灯りが点り、いつもより厳かな気持ちになる。山門 ...
菩提達磨 (ぼだいだるま, 生没年不詳)
日本で「だるま」と言えば、真っ先に思い浮かべるのは縁起物として親しまれているあの赤い張子の置物。座禅を長い間続けた結果、手足が萎え腐ってしまったという「達磨大師」の伝説に因んで、手足のない丸い形が特徴的。さらに「だるまさんがころんだ ...
熊野信仰と「京都三熊野神社」(2)
<後白河法皇と熊野御幸>
異母弟である近衛天皇の急死によって皇位を継ぐこととなった後白河天皇だが、直後に皇位継承をめぐり兄である崇徳上皇との間で「保元の乱」が勃発。この戦いで活躍した源義朝・平清盛等の武士が政権を掌握する時代 ...
熊野信仰と「京都三熊野神社」(1)
江戸時代後期の戯作者 十返舎一九の滑稽本『東海道中膝栗毛』や民謡『伊勢音頭』にある「伊勢へ七度 (ななたび) 熊野へ三度 (さんど) 愛宕様へは月参り」という有名な文句は、信仰心の深さや信心深さに限りは無いことの喩え。古くから「よみ ...