『森のバロック』中沢 新一 著
書店の棚に謎めいたタイトルを見つけ、手に取ったのがこの本との出会い。一体何が書かれているのだろうと、表紙から受ける宗教的なものを感じながらページを繰ると、南方熊楠 の思想・行動に関する著者の思考の足跡がそこにあった。最近、熊野三山や ...
有為泡影 1
無より来たる者 無に帰るのみ
(畦の花)
祇園祭の “ハテナ?”:(1) 円融天皇と宮本組
7月1日の「吉符入り」で始まった 「祇園祭」 は、31日の八坂神社境内「疫 (えき) 神社」での夏越祭をもって1ヶ月にわたる行事が終了する。現在では、観光的には山鉾巡行があたかも「祇園祭」のハイライトであるかのように取り上げられ、 ...
圓融天皇 後村上陵 (右京区宇多野福王子町)
「福王子神社」から宇多野小学校方面に向かって2,3分歩くと、静かな住宅街に 「圓融天皇 後村上陵 (えんゆうてんのう のちのむらかみのみささぎ)」 がひっそりとある。その先、宇多野小学校の北側にある妙光寺の裏山には、圓融天皇の父 村 ...
熊野信仰と「京都三熊野神社」(2)
<後白河法皇と熊野御幸>
異母弟である近衛天皇の急死によって皇位を継ぐこととなった後白河天皇だが、直後に皇位継承をめぐり兄である崇徳上皇との間で「保元の乱」が勃発。この戦いで活躍した源義朝・平清盛等の武士が政権を掌握する時代 ...