「五山送り火」に思う

【送り火とは?】
そもそも 「盆 (お盆)」 とは 「盂蘭盆 (うらぼん)」 の略。古くは旧暦7月の13日から15日頃に行われ、祖先の霊 (精霊 (しょうりょう, しょうれい)) を迎えて仏事が営まれた。しかし明治6 ( ...
五山送り火「鳥居形」で護摩木奉納

今年 (2025年) も、もう五山送り火の時期。時の流れは速いと思いつつ、8月14日に嵯峨鳥居本町の「鳥居形護摩木受付場所」 に出かけた。
「お盆」に入ってから再び酷暑となり、14日も朝から蒸し暑い。昨年は嵯峨野ではも ...
雨の「精霊迎え」’25 : 千本釈迦堂

8月8日、今年もお釈迦様の御縁日に 「千本釈迦堂 (大報恩寺)」 へ「精霊迎え」供養に出かけた。
暑い日中は避けて夕刻の参拝だったので、境内の人影も少ない。参道の灯籠にはすでに灯りが点り、いつもより厳かな気持ちになる。山門 ...
菩提達磨 (ぼだいだるま, 生没年不詳)

日本で「だるま」と言えば、真っ先に思い浮かべるのは縁起物として親しまれているあの赤い張子の置物。座禅を長い間続けた結果、手足が萎え腐ってしまったという「達磨大師」の伝説に因んで、手足のない丸い形が特徴的。さらに「だるまさんがころんだ ...
『森のバロック』中沢 新一 著

書店の棚に謎めいたタイトルを見つけ、手に取ったのがこの本との出会い。一体何が書かれているのだろうと、表紙から受ける宗教的なものを感じながらページを繰ると、南方熊楠 の思想・行動に関する著者の思考の足跡がそこにあった。最近、熊野三山や ...