雨の「精霊迎え」’25 : 千本釈迦堂

8月8日、今年もお釈迦様の御縁日に 「千本釈迦堂 (大報恩寺)」 へ「精霊迎え」供養に出かけた。
暑い日中は避けて夕刻の参拝だったので、境内の人影も少ない。参道の灯籠にはすでに灯りが点り、いつもより厳かな気持ちになる。山門 ...
菩提達磨 (ぼだいだるま, 生没年不詳)

日本で「だるま」と言えば、真っ先に思い浮かべるのは縁起物として親しまれているあの赤い張子の置物。座禅を長い間続けた結果、手足が萎え腐ってしまったという「達磨大師」の伝説に因んで、手足のない丸い形が特徴的。さらに「だるまさんがころんだ ...
『森のバロック』中沢 新一 著

書店の棚に謎めいたタイトルを見つけ、手に取ったのがこの本との出会い。一体何が書かれているのだろうと、表紙から受ける宗教的なものを感じながらページを繰ると、南方熊楠 の思想・行動に関する著者の思考の足跡がそこにあった。最近、熊野三山や ...
有為泡影 1

無より来たる者 無に帰るのみ
(畦の花)
祇園祭の “ハテナ?”:(1) 円融天皇と宮本組

7月1日の「吉符入り」で始まった 「祇園祭」 は、31日の八坂神社境内「疫 (えき) 神社」での夏越祭をもって1ヶ月にわたる行事が終了する。現在では、観光的には山鉾巡行があたかも「祇園祭」のハイライトであるかのように取り上げられ、 ...