妙光寺再訪

京都・寺社

師走にしては暖かかった日曜日、妙光寺のネコちゃんに会いに散歩!妙光寺山門
妙光寺は今日も静かで、庫裏の外でご住職が何やらお仕事中。ちょっとご挨拶をして、今回は境内の少し奥まで見学をさせていただいた。後醍醐天皇が妙光寺に逃れた際に、三種の神器にお供えしたとされる「甘露水」の井戸や鎮守社などが点在。東奥の墓地に通じる小径は、幾何学的な石の文様が目を引く。樹々に囲まれた空間には謐けさが漂い禅の道場にはふさわしいかも。墓地から方丈に続く小径

改めて妙光寺について調べてみると、その敷地は西側の村上天皇村上陵の参道を挟んでさらに西にも広がっているらしい。その西側の境内には、開山・法燈円明国師(心地覚心)の墓や打它家の墓塔群があるとのこと。また『都名所図会』にも描かれていて、萬治3年(1660)には後水尾院が訪れたというから当時はさぞかし立派な寺院だったのだろう。方丈は非公開なので、また特別拝観がある折には是非ともお邪魔したいと思う。
ところでお目当のネコ。今回はちょっと顔を見せてくれただけだったが、他にも三毛ネコや黒白のネコなど三匹のネコ達がご住職の周りで遊んでいた。ご住職のお話では、黒白くんは野良だったのが居着いてしまったようだ。優しいご住職でネコたちは幸せ!